綺羅星のはてなブログ

ブロマガより怪文書寄り

キンプリSSSⅣ章・シャインについて(ネタバレ有)

「KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第Ⅳ章 ルヰ×シン×Unknown」が公開されてしばらく経ちました。アニメも大好評放送中で、キンプリは益々勢いに乗っています。

 

Ⅳ章を見たSSSからの方はこう思ったでしょう「なにを見せられとるんや」と。私もレインボーライブからの人間ですが、半分ぐらい「なんやこれは」となりました。

今回はプリズムショー回に強烈なインパクトを与えたキンプリⅣ章、特にシャインについてお話していきたいと思います。

 

(あくまで個人の感想・怪文書に過ぎないので、そこはご容赦ください)

 

・シャインについて

以前から存在を仄めかされていたり、ルヰくんの回想でチラッと映っていたシャインさん、今回が実質初登場となったわけですが、宿主であるシンの身体を乗っ取ったまま衝撃のプリズムショー初披露となりました。

シャイン(シン)のプリズムショーの感想として、よく見られるものが「怖い」というものです。上から血のような赤い汁が垂れ流し、背後には張り付いたようなシャインの笑顔が浮かび上がっており、全体的にダークな雰囲気に仕上がっていました。披露曲プラトニックソード」も今までのシンの曲とは打って変わって暗く力強い楽曲でした。

 

・何故シャインのショーはあんなショーだったのか

ここで疑問に上がってくるのが、何故シャインのショーは観客に恐怖を覚えさせ、得点が0カラットという低評価であったのか、ということです。プリズムショーのレベルとしては決して低いわけではなく、七連続ジャンプとはまた違う、七つの異なるプリズムジャンプを全て同時に跳ぶという燕返しみたいなシリーズ初めての技も披露しました。中にはオーロラライジング系列の非常に難易度が高いジャンプも含まれており、技術的にはプリズムワン参加者の誰よりも点数は高くて妥当なはずです。

その理由を天羽ジュネは「冷たく、ぬくもりが感じられない」と評しています。故に観客は怯え、誰一人ときめかず、プリズムシステムを使った採点方法では0カラットという過去最低の数字(アレクの会場破壊によるマイナス評価は除く)になりました。

しかし、本来であればシャインはプリズムの使者としてあの世界に送り込まれた存在であり、記録としては残っていないながらも響ワタルとして活躍をしていたプリズムスタァでした。「プリズムの煌めきを広めたい」と思っているシャインが他人を恐怖させるためにプリズムショーを踊っているわけがありません。では何故シャインのショーが「冷たい」のかというお話をしたいと思います。

 

・シャインの「独善的な博愛」

シャインはプリズムの使者であり、回想では「僕はもっとこの世界にプリズムの煌めきを広めたいだけなんだ」と言っていました。そして、作中で何度も「愛してあげる」と口にしていました。しかしそんな彼の思いが観客に届くことはありませんでした。

何故なら彼の愛は、プリズムワールドの神であるGOD(プリズムゼーレ)にプログラムとして与えられた、機械的かつ使命的な愛だからです。互いに心と通った愛情ではなく、一方的に与える愛であるが故に他人の気持ちを考えず、ただ「全人類を愛するだけの愛」となっていたわけです。故にシャインは、プリズムショーが終わった後に「僕が一番みんなを愛することが出来る」とアムロみたいなヒロみたいなよくわからないことを言っていたのです。しかし、観客からしてみればそんなシャインの独善的な博愛は

他のプリズムスタァの情熱がこもった感情と比べると、冷たく怖く感じられてしまったのです。

 

・世界(観客)の進歩

というわけで、観客からは「怖い」と言われ、ジュネからは「冷たくぬくもりが感じられない」と言われ、脅威の0カラットを叩き出したシャインですが、実は私はこのシャインのショーが前回までの大会と同じく、お偉いさんによる採点式であった場合、10000カラットのフルマークであったと考えています。理由は、過去の審査員の多くはプリズムショーに疎く、プリズムショーによって形作られる愛情というものを感じ取る力が弱かったと思うからです。

つまり、知識や感性が鍛えられていない人にはシャインのショーは輝いて見えるということです。それでなければ、山田さんが幼少期の憧れのプリズムスタァとして挙げたり、りんねが言ったような「全ての人を魅了する」恐れがあるとは思えないのです。

ハッピーレインが、ベルローズが、オバレが、シン達が、多くの本物の愛情を持ったプリズムスタァがたくさんプリズムショーを行ってきたことで、あの世界の人々は「煌めきの感性」が鍛えられ、シャインのショーに対する耐性を得ることが出来たのでしょう。そうでなかった場合きっと多くの人にとって、流れる血液は照らす陽光に、張り付いた笑みは輝く太陽に見えたことでしょう。(山田さんもシンのジャンプを生き写しと言っていたことからもそう思われる)

 

 

というわけでシャインに関する一通りの私の考えは以上となります。見てくださった方はこのような怪文書にお付き合いくださり本当にありがとうございました。ここからは適当に適当な事を書いていきます。適当なので見てくださる方は適当にお付き合いください。

 

 

EX. シャインの跳んだプリズムジャンプについて

 

今回シャインが跳んだ七つのプリズムジャンプは以下の通り

 

1.シャイニング無限ハグ

2.ヘヴンリーキッス

3.ひらひら開く愛の花

4.アンリミテッドラブシャワー

5.デンジャラスベイビーフェイス

6.マナザシ

7.オーロラライジングミラージュ

 

5と6はシャインの人間としての名前であった響ワタルの元ネタであるcallingsのワタルとショウが跳んだジャンプ。M型スタァの理想的存在であるアピールとして跳んだとも考えられる。1と2と4はMARsが跳んだジャンプの亜種(アンリミテッドラブシャワーのみそのまま)。3つともあいらが洗脳されていた時に初披露したQue seraの中で跳んだジャンプである為、敵キャラであることのイメージか。3はメジャーなジャンプ「ひらひら開く恋の花」の亜種、「愛」は先程言ったようにシャインのテーマの一つ。

そして最後、7のオーロラライジングミラージュであるが、今までプリズムヤクザの中ではプリズムの使者ではオーロラライジングまでしか跳ぶことは出来ず、オーロラライジングの上位種は人間にのみ跳ぶことの出来るジャンプであると言われていた。今回シャインが跳んだのは「オーロラライジングミラージュ」。ミラージュとは「蜃気楼」「儚い夢」の意味合いを持つ。即ち、春音あいらの跳んだ伝説のジャンプ「オーロラライジングドリーム」に対する影のプリズムジャンプではないか、ということも考えられる。

 

 

以下、話は変わりますが純粋なⅣ章の魂の感想です

 

・ルヰくん、一途な女の子〜〜〜!って感じでドチャクソ可愛い。遊園地でウキウキになるのとか感情モロ出しすぎてこっちまで笑顔になっちゃう

・ルヰのショー、前回みたいな神々しい感じで来るのかと思ったら恋する女の子でめっちゃビビりました

りんねちゃんとシャインのキス、エッチすぎて「エッチだ……」って呟きそうになりませんでした?

・シャインのショーめちゃくちゃ良くないですか?普通にカッコいいし、七並行ジャンプでヒーロー映画見てる幼稚園児みたいな顔つきになりましたね。

・「オーバードーズを起こすぞ!」って台詞めっちゃカッコよくなかったですか?

・シンVSシャインの構図を考えた時、「over the sunshine」っていう歌のタイトルがとても熱くなる

・プリズムゼーレくん、いい加減にして欲しい

 

 

今回は以上となります。また機会がありましたら次回の怪文書でお付き合いください。

 

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